初めてトイプードルの子犬と暮らす場合は、本などで事前にトイプードルの飼い方をチェックしておきましょう。今回は初心者がトイプーの子犬を迎える際に準備をしておくべきことや初日にやることを解説します。
この記事の目次
初心者はトイプードルが飼いやすい?
初めて犬を飼おうとしている方には、比較的飼いやすい犬種といわれるトイプードルがおすすめです。
国内で人気が高い犬種
トイプードルは、小型犬であることに加え、飼いやすい特徴があります。また、人気のカットスタイルであるテディベア、モヒカン、アフロ、ライオン、くまちゃんなどのトリミングカットの仕方では、見た目もおしゃれで可愛いなど魅力が多く、日本国内で非常に人気の高い犬種です。
賢く従順でしつけがしやすい
トイプードルは頭が良く、フレンドリーな性格を持っているので、初心者の飼い主でもコミュニケーションがとりやすく、しつけやすいところが特徴です。犬の要求に応えるのではなく、飼い主さんがしっかりとした意志を持ち、やって良いこととダメなことを一貫してしつけることで、さまざまなことを学習することができる犬種です。
抜け毛が少ない
トイプードルは、抜け毛が少ないので、室内のお掃除も他の犬種に比べると楽な部分があります。
トイプードルの特徴は?
賢く人懐こい性格のトイプードルですが、犬種特有の特徴がいくつかあるので必ず確認しておきましょう。
散歩が必須
犬と暮らすにはお散歩は必須で、小型犬だからお散歩は必要ないということはありません。トイプードルは、小型犬でありながら活動量の多い犬種ですので、1日30分位のお散歩は必要となります。
ブラッシングが必須
トイプードルは毛が抜けにくい分、毛玉になりやすいので、日々のブラッシングは必須です。毛玉を放置すると皮膚がつれてしまったり、皮膚病の原因になるので、お手入れが大切となります。毛がのびるので、定期的なトリミングが必要となる犬種です。
骨が細いので、ケガには注意が必要
トイプードルと暮らす際に注意することは、関節のケガやトラブルです。子犬の頃から高い場所から飛び跳ねる動作や、滑りやすいフローリングで走らせる生活をしていると、骨が細いので骨折をしたり、脱臼癖がついてしまう可能性があるので注意しましょう。
トイプードルを迎える準備は?
トイプードルを迎えることになったら、子犬の一生に覚悟を持ってお世話をしましょう。
家族が増えるという心構えを
まず、トイプードルに限らず犬と共に暮らすということは、家族が増えるという心構えを持ちましょう。犬を飼うということは、ごはんやお散歩、トイレのお世話にはもちろん、食費や獣医費用、トリミング代も多くかかります。人間の都合で、飼えなくなったら捨ててしまうということは絶対に許されません。
必要な道具を揃える
トイプードルを迎える際には、トイレトレー、トイレシーツ、ケージまたはクレートやサークル、食器、ドッグフード、ベッド、タオル、ブラッシングなどのお手入れ用品が必要となるので準備をしておきましょう。
安心して暮らせる環境を作る
子犬を迎える際には、家に到着して安心して暮らせる環境を整えてあげましょう。まずは、室内で静かに過ごせる場所にケージやサークル、トイレを設置して、既に環境が整った状態で犬を迎えに行くことがベストです。
お子さんがいる場合は、急に触らない、大きな声を出さない、抱っこをする際は優しく抱き上げるなど、犬のふれあい方を事前に教えてあげましょう。
トイプードルを迎えた初日やそれ以降にすることは?
可愛いトイプードルの子犬がやってきた初日は、高まる気持ちを抑えてまずは子犬を休ませてあげ、徐々に環境に慣れさせるようにしましょう。
ゆっくり休ませてあげる
子犬を長時間刺激することは、体力の消耗につながります。かわいいからといって、寝ている子犬を無理やり起こしたり、抱っこし続けると子犬がからだを休めることができません。人間も引越しをして環境が変わると、慣れるまでストレスを感じることと同じであることを忘れないでください。
ケージやトイレに慣れさせる
子犬を迎えたら、トイレトレーニングを行います。安心して排泄ができるように、トイレに慣れさせることが大切です。上手にできたら褒めることが大切で、決して怒鳴ったり体罰を行ってはいけません。
いつも子犬と一緒に過ごせることは、幸せな時間ですが、人間の都合でお留守番をさせなければならない時もあります。子犬のうちからケージに慣れさせるようにしましょう。
愛犬をトリミングに預ける際や万一に入院した場合など、普段からケージに入っておとなしくいられるようになるためには、多少鳴いても犬の要求に従ってケージから出してはいけません。共働きや一人暮らしなど、お留守番が多くなる可能性がある生活環境の場合は、心を鬼にして子犬のうちにケージトレーニングをしておくことが結果的に犬のためになるでしょう。
ワクチン接種をする
子犬を購入する場合、1回目の混合ワクチンは既に接種を終えているはずなので、購入先やブリーダーから指示された間隔をあけて、ワクチン接種を行いましょう。
お散歩の開始
ワクチンの接種を行い、獣医さんのOKが出れば、お散歩デビューができます。子犬の時期に大切な社会化期の間に、できるだけ多くの経験をすることは犬の性格の形成や心の成長にとってプラスとなります。
まとめ
トイプードルの子犬と過ごす新しい生活は、幸せで満ち溢れていることでしょう。初心者の方は、トイプードルを家族の候補に決めたら、本やインターネットなどで情報を収集し、必要な準備をしてから子犬を迎えましょう。