この記事の目次
チワワの性格の特徴は?
もちろん個体差はあるものの、チワワの性格の特徴としては大きく次の3点があげられます。
飼い主に忠実で、献身的
飼い主さんに対して忠実な子が多いのが、チワワの特徴です。しかも献身的なので、飼い主冥利につきますね。その分大好きな飼い主さんが、他の犬をかわいがったり撫でたりしていると機嫌が悪くなることもあります。
勇敢で敏捷である
チワワは世界で最も小さな犬で、かわいらしくなんとなく弱弱しい犬かな?と思われがちですが、実は大変勇敢な性格を持ち合わせています。自分よりずっと大きな犬に立ち向かっていこうとすることもあります。また動きも敏捷で活発なので、遊ぶのも大好きです。
警戒心が強い
見慣れない人や、物音に対して警戒心が強く、番犬としても活躍できる犬種です。その分知らない人に撫でられるのを好まなかったり、吠えたりすることがあります。
また突然の大きな音に、おどろきがちです。犬の多くは雷が苦手ですが、チワワはもっと顕著に表れる可能性があります。
チワワはオスとメスで性格が違う?
オスとメスの性格については、実はあまり変わらないという意見が主流です。とはいうもののオスとメスではやはりちょっと性格が異なる、という飼い主さんのお話もあります。よくいわれるのが次の違いです。
オスの方が溌剌(はつらつ)としている
オスの方が、どちらかというと溌剌(はつらつ)としていて、活発だといわれます。一般的にオス犬は縄張り意識が強かったり、優位性攻撃をとりがたったりということがあります。
メスの方が賢く、おとなしい
メスの方が落ち着くのが早く、また従順だといわれています。しつけもどちらかというと受け入れやすい傾向にあります。
チワワを飼うのにおすすめの人は?
次のような方は、チワワを飼うのにおすすめな人です。チェックしてみてくださいね。
室内飼育の環境が用意できる
チワワは大変小さく、華奢な犬です。寒さや暑さにも弱いこともあり、室内で飼うことが必須の犬種です。そのため室内で、チワワのための飼育環境が用意できる人におすすめです。
具体的にはチワワ用の寝床であるクレート、ケージ、そしてトイレも用意できること、そして冷房、暖房が入れられる環境です。もちろん賃貸や集合住宅では、犬の飼育に許可がでていることも重要です。
抜け毛のケアができる
抜け毛のケアが苦にならない、という方が向いています。チワワには毛の短い「スムースコート」と、毛の長い「ロングコート」がいます。どちらも意外と抜け毛が多く、特に2種類の被毛が生えているロングコートチワワは、換毛期の抜け毛が大変多いのが特徴です。
スムースコートは、被毛が1種類なので抜け毛が少ないといわれていますが、それでもブラシの時には短い毛が抜けて洋服やカーペットについてしまいます。抜け毛のケアが負担にならず、むしろ愛犬とのコミュニケーションの一環として楽しめる方におすすめです。
過度のコミュニケーションを求めない
ほどほどの距離でコミュニケーションがとれる方は、チワワの飼育に向いています。チワワは小さく、頼りない甘えん坊にみえるため、常に抱っこをしたい、放っておけないという気持ちになりやすいものです。
しかし過度なコミュニケーションは、依存心が強くなりすぎたり、ストレスになったりとチワワのためにも飼い主さんのためにもよくありません。
チワワを飼う上での注意点は?
大切な家族の一員としてチワワを飼うためにも、次のことに注意してください。ちょっと心がけるだけで、チワワが元気に過ごすことができます。そしてチワワとの生活も、充実した楽しいものになるでしょう。
毎日散歩に連れて行く
ペットショップによっては、「チワワは小さいから、おうちで遊ぶだけで散歩に行かなくていいですよ」といわれることがあります。
しかしチワワは散歩が大好きな犬種です。毎日外を歩いて、運動をさせましょう。1時間も2時間も歩く必要はなく、1日2回、15分程度で大丈夫です。体調や年齢にも応じて、時間や距離を調節しましょう。
日光を浴びることや、外で運動することは健康維持にも大切です。飼い主さんの気分転換にもなりますね。
的確にしつけを行う
小さくてかわいいと、いたずらをしても見逃してしまいがちですが、きちんとしたしつけは重要です。痛くないからと甘噛みを放っておいたら噛むイヌになってしまった、などという不幸を避けるためにも的確にしつけをしましょう。
他犬種との多頭飼いは注意
チワワは意外と排他的な犬種といわれています。他の犬種との多頭飼いでは、ストレスを感じるかもしれません。多頭飼いをしたいときは、同じ犬種であるチワワを飼う方がおすすめです。
暑さ・寒さに気をつける
気温や湿度の変化に弱いので、こまめに調節してあげましょう。特に夏の湿気、冬の寒さは苦手です。
骨折などケガに注意
チワワは骨も華奢です。ちょっとした高さから飛び降りただけで、骨折をしたり膝の関節を傷めたりすることがあります。ベッドやソファから飛び降りないようにステップを置いたり、フローリングは滑らないマットをひいたりしてケガ予防をしましょう。
まとめ
うるんだ瞳と、小さな体。見ているだけでもハラハラして守りたくなるチワワですが、実は思いのほか活発で、そして勇敢な犬です。そして飼い主さんに対して忠誠心も持っています。
飼うポイントは、チワワを甘やかさず愛情をもってしっかりしつけ、そして毎日散歩を欠かさないようにすること、ケガをさせないように注意をすることです。魅力たっぷりのチワワとの生活を楽しんでくださいね。