この記事の目次
チワワを適切な飼い方は?
チワワは超小型犬で、アパートやマンションでも飼いやすく、とても人気の高い犬種です。チワワを家族に迎える際に考えておくべき適切な飼い方をご紹介します。
初心者におすすめの犬種
チワワは好奇心旺盛な犬種で、警戒心が強いですが、わがままにならないように子犬のうちからしつけや社会化を行えば、飼いやすい犬種なので、初めて犬を飼う方にもおすすめです。
室内飼育で室内環境を整える
チワワは室内飼育をする犬種だと考えるのが一般的です。超小型犬のチワワは、暑さにも寒さにも弱いので、外で飼うことはおすすめできません。繋がれた状態でチワワのような超小型犬を外で飼うと、熱中症や低体温症、場合によっては、他の動物に襲われてしまうことも考えられます。
家族の一員としてチワワに愛情をかけて一緒に暮らすためには、室内の温度を25度前後に設定した室内で飼育し、室内で走ったり、高いところから飛び降りて怪我をしないように室内環境を整えましょう。
散歩を積極的に行う
チワワは超小型犬だからお散歩がいらない、ということはありません。体力のあるパワフルな犬や大型犬と比べたら短い時間で十分ですが、チワワにも1日トータルで30分程度のお散歩は必要です。
多頭飼いが可能
チワワの性格は、警戒心が強く勇敢な部分もありますが、社交的なので、犬同士の相性が悪くなければ多頭飼育も可能です。ただし、多頭で吠え癖がつくと、いくらチワワが超小型犬といえども、近所迷惑となるので、無駄吠えをしないようにしっかりしつけを行う必要があります。
留守番中の安心を確保する
特にチワワを一人暮らしや共働きのお家で迎えようとしている場合は、飼い主さんが出かけている間のお留守番中に、愛犬が安心して待っていられる環境を整えましょう。お留守番中のいたずらは、からだが小さいチワワにとって命に関わる場合もあります。
室内のものを破壊して誤飲しない、電気のコードやコンセントを噛んだりしない、階段や高いところからの思わぬ転落事故を防ぐためにも、お留守番中はケージやサークルを設置して、チワワの安全を確保しましょう。
散歩や食事などをしっかり行う
初めてワンちゃんを飼った時に、意気込んでいっぱいお散歩をさせてあげようと考える方もいますが、チワワのような超小型犬はガンガン歩かせると、関節を痛める原因になるので、少しずつ愛犬の様子を見ながらお散歩させましょう。
旅行など長い距離を行動する場合は、スリングやキャリーバッグを利用するか抱っこをしてあげることもチワワのためです。
食事については、チワワは太りやすい傾向があるので、肥満にならないようにきちんと管理を行いましょう。おやつをあげたらご飯を減らすこともチワワの健康のためです。
コミュニケーションを密に行う
チワワは好奇心旺盛な犬種ですが、子犬の頃から社会化と呼ばれる人間と暮らすための多くの経験ができないと、吠えたり、噛み付いたりする犬になることもあります。チワワを家に迎えたら、たくさんコミュニケーションをとって、おすわり、待て、ふせなどの基本的なしつけをきちんと行うようにしましょう。
チワワを迎える初日までに準備することは?
チワワを家族に迎えることが決まったら、初日までに必要な犬グッズを揃えておくようにしましょう。
ケージなどの飼育環境を整える
犬を迎える時は、愛犬に自分の安心する場所を用意してあげることが必要です。お留守番時の愛犬の安全を守るためにもケージやサークルは必須アイテムとなります。
ケージの大きさは愛犬の成犬のサイズを考慮して選ぶ必要があります。チワワであれば小型犬用を購入すれば問題ありませんが、初めて犬を飼う場合は、よくわからないことが多いと思います。そんな時は、チワワを迎える初日までに、ペットショップに行って店員さんにどれくらいの大きさが良いのかを相談してみると良いでしょう。
その他に初日までに必要なものは、ドッグフード、トイレトレー、ペットシーツ、犬用食器、タオルなどです。
ブリーダーさんから迎える時は、できれば今まで過ごしていた場所で使っていたタオルなどにおいのついたものをもらって、ケージの中に敷いてあげるとワンちゃんが安心して寝ることができるでしょう。
飼う上での最低限の知識を学ぶ
チワワを家族に迎えるにあたり、飼育にかかる費用と、必要な医療、食事の量や食費については知っておくべき情報です。チワワの子犬を迎えたら、混合ワクチン、狂犬病予防注射、フィラリア予防、ダニノミ予防などの医療費や、避妊去勢手術費、食費、トイレ用品などの備品などのお金がかかります。これらの費用がいくらくらいかかるのかの目安は、犬を飼う前に調べておきましょう。
その他は、チワワと幸福な暮らしを過ごすために、チワワの特性などの犬種の基礎知識についても学んでおきましょう。チワワは体温調節が苦手である、関節の病気や目の病気にかかりやすいなど犬種特有の病気についても調べておくと愛犬の異変にすぐに気がつくことができます。
飼った後に必要な手続きを理解しておく
犬を飼ったら必要な手続きがあることをご存知ですか?法律で定められている手続きには、市町村の担当窓口に行き、犬の生涯に一度の畜犬登録を行い鑑札の交付を受けること、毎年の狂犬病予防注射の接種、狂犬病予防注射済票の交付を受けることが必要です。
通常、犬を飼ってから30日以内に狂犬病予防ワクチンを接種することになっていますが、子犬の場合は、かかりつけの動物病院に行き、先に混合ワクチンのプログラムを進めるか、狂犬病予防注射を接種するか獣医師と相談して決めると良いでしょう。
まとめ
チワワはからだが小さいけれど、好奇心や警戒心が強く、活発なワンちゃんですが、飼い主さんには愛情深く忠実な性格の犬種です。お留守番の多い一人暮らしや共働きのお家でチワワを飼う場合には、仕事から家に帰ってきたらいっぱい可愛がってコミュニケーションをとってあげてください。チワワと暮らしたらあまりの可愛いさに毎日癒されること間違いなしです。