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犬の歯石の取り方とは?スケーラーなどでの除去方法や除去費用を解説

ペルしゃん
最近ダフくん、少し口が臭いわよ…
ダフくん
なんだって!そんな変わったこと無いはずなのに…
ペット博士
口臭の原因はもしかしたらは歯石が溜まっていることかもしれません。
ダフくん
なんと…!それって治るんですかね…?
ペット博士
もちろん正しい治療を行えば良くなります。これから解説していきますね。

犬の歯石ってどんなもの?

犬の歯石は歯と歯茎の間に付着する薄い黄色っぽい石のことです。食べ物を食べると歯に歯垢が付きます。歯石の名の通り、歯についた石ですのでとても硬く簡単には取り除くことはできません。歯石一欠片に数億個の細菌がいると言われるほどのものなので、それが歯や歯茎に付着した状態が続くと歯茎が炎症を引き起こします。さらに、歯石の表面はザラザラしていて新たな歯垢が付きやすくなっており、どんどん歯石が大きくなっていくのです。

犬は歯石が付きやすい

犬は人間と比べて歯垢から歯石になるスピードが早いです。3~4日程度で歯石へと変わっていきます。そのため食事をした後は毎回歯磨きを行うなどのオーラルケアが重要です。

歯垢は歯磨きでOKだが歯石はNG

犬の歯垢は食事をした後の食べかすに細菌が付着したもので歯に付着しただけなので歯磨きなどで簡単に取り除くことができます。しかし、歯磨きなどで歯垢を除去せずに放置すると口腔内の細菌や唾液中のミネラルなどが加わり歯垢は石化します。歯垢が石化し歯石となると歯磨きでは除去することはできず、動物病院で歯石除去の処置を行わないといけません。

病気を引き起こす可能性も

犬の歯石は簡単に取り除くことができないのであればそのまま放置してもいいかなと考える飼い主さんも中にはいるかもしれません。しかし、歯石をそのまま放置してしまうと全身性の病気を引き起こし最悪死に至る可能性もあります。歯と歯肉部分に付着した歯石は歯肉部分に炎症を引き起こします。その炎症はどんどん進行していき、歯茎を後退させてしまうのです。そして後退した部分にさらなる歯垢が付着し歯石となり、最終的には歯を支えてしまうほど成長します。

更に進行すると、歯がグラグラになり抜け落ちます。歯には神経や血管が通っていて、歯の抜けた部分の血管から細菌が侵入し、全身に細菌が回ることになり、全身性疾患を引き起こします。全身性疾患以外にも敗血症などを発症し、そのまま死に至ることもあるのです。

犬の歯石除去は自分でできる?

歯石がついてしまうと家では同仕様もできないけれど、放置しておくと病気になる可能性もあるとなると自宅で歯石除去を行いたいですよね。ここでは自宅でできる歯石除去の方法についてご紹介します。

スプレーを使って除去と予防をする

ホームセンターや通信販売などで歯石除去できるスプレーが販売されています。犬の歯石に向かって1日指定された回数、スプレーをかけるだけで歯石が除去できるという優れものです。ただ即効性のあるものではないので長期間使用し続けていかなければいけません。さらにスプレーを使用することにより新しい歯石がつくのを防ぐという効果も期待できます。

スプレーを毎日行うことで飼い主さんが犬の口に触ることに慣れればオーラルケアもしやすくなりますので、気になる方は一度試してみても良いかもしれません。

スケーラーを使って除去する

歯石を除去するためには歯石を削り落とすスケーラーを使用する方法もあります。スケーラーは犬の歯に付着した歯石を削って除去します。歯石を削るため犬が暴れると口腔内に怪我をすることもありますので、使用する際には注意が必要です。

さらに、雑に削ることで歯の表面がデコボコになり、歯垢が付きやすい状態となり逆効果になることもありますので、犬が暴れないように押えながら表面をきれいに削ることができるなどの技術が必要になります。

犬の歯石除去での注意点


犬の歯石除去は動物病院で行います。全身麻酔をかけて処置を行うため、麻酔に耐えられるかどうか血液検査などを行い、検査に異常がなければ麻酔をかけます。麻酔をかけて、専用の器械で歯石を削り除去していきます。歯石を除去した後は歯の表面をなめらかにするための処置を行い終了です。

犬の歯石除去は抜歯など特別な処置がなければ1時間もかからずに麻酔から覚めるでしょう。しかし、犬の歯石除去にはいくつか注意点があります。ここではどんなことに注意すれば良いのか、無麻酔除去のメリット・デメリットについてご説明します。

全身麻酔での除去は費用が高額に

一般的な歯石除去法は全身麻酔をかけて行う方法です。しかし、麻酔をかけるための検査や、麻酔費用、歯石除去処置を行うため費用は高額になります。犬の体重や歯石の状況により費用に差が出ますが、だいたい2~5万程度はかかります。

犬の歯石除去は一度行うと定期的に歯科検診を行い、必要に応じてサイド歯石除去法を行わなければいけません。長期的にみてかなりの費用がかかっていくことになるのです。

無麻酔除去のメリット、デメリット

歯石除去法には無麻酔で行う歯石除去法があります。メリットは全身麻酔ではないため費用がかなり抑えられる、麻酔のリスクがない、麻酔をかける時間や麻酔から覚める時間がないため時間がかからないなどがあります。無麻酔除去のデメリットは犬が暴れると処置できない、誤ってけがをすることもある、麻酔下で行う歯石除去より雑になってしまうなどがあります。

犬の性格にもよりますが、あまりにも暴れてしまうとできない、口周りを触るだけでも嫌がるようになる事もあります。中には無麻酔ではやっていない動物病院などもありますので、一度かかりつけの動物病院で歯の相談をしてみると良いでしょう。

歯石除去後の生活でのポイント

歯石除去を行ったらそれで終わりというわけではありません。重要なのはその後の生活です。ここでは歯石除去後の生活でのポイントをご紹介します。

毎日の歯みがきを忘れずに

歯石除去をした後は新しい歯石がつかないように毎日歯みがきを行いましょう。歯みがきは急に行うと嫌がりますので、始めは口に触る、口の中に手を入れて歯を触る、タオルなどで歯をこする、歯ブラシを使ってみると段階を踏んでいきましょう。

ガムや骨など、硬いものを噛む習慣を

歯みがきの他にも歯石をつきにくくする対策としてガムや骨などの硬いものを噛む習慣をつけましょう。歯に歯垢がつくのは柔らかい食べ物ばかり食べているという食生活にも原因があります。ガムや骨など硬いものを噛む習慣をつけることで歯についた歯垢を除去するこう化が期待できます。

食事や日光浴でビタミンD生成

歯を作るためのカルシウムはビタミンDを同時に摂取することで効果を発揮します。食事内容の変更や日光浴を行うことでビタミンDの生成を促す効果が期待できます。ビタミンDを多く含む食材はサンマや鮭、舞茸などです。ドッグフードを選ぶ際に原材料を確認してみたり、野菜や舞茸などをドッグフードのトッピングとして犬に与えてみるとより効果的にビタミンを摂取することができます。

まとめ

ここでは、犬の歯石のとり方や、除去方法・費用などについて解説しました。犬の歯石を除去するためには動物病院で麻酔をかけて歯石を除去する方法や、無麻酔で行う方法、自宅で手軽に行える方法など様々です。どんな方法にもメリットやデメリットはありますが、オーラルケアは続けることが重要です。歯をきれいに保ち、愛犬との健康的な生活を送りましょう。