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犬の出産で準備するものまとめ!妊娠~分娩の流れ、難産の原因とは?

愛犬の出産時期が近づいてきた場合、何を用意しておけば良いかご存知ですか?もし出産時に想定外の事態が起こったとしても、すぐに対応できるように準備をしておくことで、生まれてくる子犬と母犬を助けられる可能性は高まります。

今回は、犬の出産と出産に必要なものについてご紹介していきます。

犬の妊娠~分娩の流れとは


犬はメスの発情期間中に交尾が行われ、妊娠(受胎)から約2ヶ月後の58〜63日前後で子犬の出産(分娩)となります。

妊娠前期~後期の様子

妊娠(受胎)から3週間を「妊娠前期または妊娠初期」、4〜6週目を「妊娠中期」、7〜9週目を「妊娠後期」といいます。

妊娠前期では、食欲が落ちる、元気がない、嘔吐するといった、つわりの症状がみられるケースもあります。

妊娠中期では、お腹の若干の膨らみを認めることができ、母犬が走らなくなる、食欲が増す、体重増加などが認められます。一般に20日前後で超音波検査による受胎の確認を行うことができます。

妊娠後期では、お腹の胎動や、母犬が地面を掘ろうとする巣作り(営巣行動)や、乳腺とお腹の張りがみられます。

出産の兆候について

予定日が近くなり、母犬のお腹もパンパンで、いつ出産が始まるのかの判断は、出産の兆候をもとにします。

出産予定日7日前ほどから体温を計測し、平熱よりも約1度体温が下がったら24時以内に出産が始まる目安となります。その他には、無心で巣作りをする、パンティングと呼ばれる荒い呼吸、食事を食べなくなる、排尿や排便の姿勢が多くなる、そわそわして落ち着かないなどがあります。

出産数、出産時間など

一般的に小型犬は多くても3頭程度、大型犬は8〜12頭程度の出産が予想されます。まず何頭が出産予定なのか、妊娠後期のうちに事前に動物病院でレントゲンを撮影し、頭数の確認と母犬の骨盤の広さの確認をしておきます。

出産の兆候がみられ、ポカリスエットのような液体が陰部から排出されたら、これが破水です。破水後は出産となり、その後陣痛が始まり、陣痛の間隔が短くなるとともに、羊膜に包まれた胎児が10〜30分程度の間隔で次々と誕生します。

出産時間は頭数や、難産などによって異なりますが、24時間以上かかる場合もあります。一般的に初産は時間がかかるといわれています。
 

獣医にお願いする場合の費用

犬のお産は安産であるといわれていますが、安産の傾向はありますが、実際に全てが安産であるわけではありません。場合によっては、判断が遅いと、母犬、子犬全てを亡くしてしまう可能性のある、愛犬の命をかけた出産であることを認識してください。母犬の異変、子犬の異変に気がついたら獣医師の指示や処置をお願いするべきです。

自宅で出産をするときはお金がかかりませんが、出産の介助が心配の場合や、難産になった時のために、事前に獣医師に相談して出産の介助や病院での帝王切開もお願いすることもできます。獣医師にお願いする場合は、動物病院によっても異なりますが、5〜15万円程度の出産費がかかるケースもあります。

犬の出産時に準備しておくものとは


愛犬の出産に備えて、飼い主さんが準備しておくべきものをご紹介していきます。

産箱は手作りしても大丈夫

まず必要なものは産箱です。犬は本能で安全で薄暗い場所に穴を掘って出産を行います。妊娠後期で見られる巣作り(営巣行動)は、子犬を産むために安全な場所を作っている行為です。

遮蔽された産箱を妊娠後期に設置することで、母犬は安心して出産を迎えることができます。産箱の内部には、タオルや使い古した布団などを事前に入れておきましょう。

はかり、体温計、タオル、はさみなど

他に用意しておくべき物品は、大量の清潔なタオル、感染防止の使い捨て手袋、汚れたものを入れるゴミ袋、子犬の体重を量るはかり、母犬の体温を計る体温計、胎盤を切るための鉗子、ハサミ、糸またはデンタルフロス、ペットシーツ、ガーゼ、消毒液、子犬を一時的に隔離する避難箱、湯たんぽ、洗面器などです。

犬の出産時に難産になる原因


出産が難産と呼ばれる原因は1つではありません。難産を防ぐためにも母犬が万全な体力と健康状態で出産を迎えられるようにしましょう。

難産の徴候がみられたら病院に連絡を

愛犬の出産時に難産だと適切に判断することで、母子ともに命を助けることができます。出産時は母犬の様子を常に観察し、異変がないかを確認しましょう。あれ?おかしいな?と思ったら、動物病院に連絡を入れてアドバイスをもらえるように、またはすぐに病院に向かうことができるように、事前に獣医師に相談しておきましょう。

難産になる原因はいくつかある

難産になる原因は、母犬が理由の場合が多いですが、中には子犬の力が生まれつき弱い、奇形という理由で誕生する前に力尽きてしまうこともあります。

力んでも子犬が全く出てこない、子犬が骨盤に引っかかって出てこない、子犬が出てきた後に胎盤が排出されない、陰部から胎児の入っている羊膜が見えているのに出てこない、羊膜が破れているのに子犬の足しか見えず全く出てこない(羊膜が破れた逆子)といった場合は、母犬の体力がなくなってグッタリする前に獣医師に連絡をしましょう。

帝王切開になるケース

難産による自然分娩が難しいと判断された場合は、緊急手術を行い、帝王切開で子宮内部の胎児を取り出します。また犬種によって頭が大きすぎると行った理由で自然分娩ができない場合も帝王切開となります。

帝王切開は麻酔によるリスクもありますが、難産のケースでは、愛犬と愛犬の子犬を助けることのできる唯一の方法となります。

まとめ

犬の出産は簡単だ、安産だといわれることがありますが、実際は辛く悲しい体験をすることも多いです。妊娠中の母犬の精神状態を穏やかに保ち、できるだけストレスなく出産を迎えることができるように、出産時に万全の体調で迎えられるようにケアすることも難産や子犬の死産を防ぐ対策です。