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犬の「生理」を完全ガイド!パンツや周期、生理痛ってどうなるの?

私たち人間と同じように、犬にも「生理」があります。しかし、犬の生理のメカニズムは、私たち人間の生理とは異なるんです。それでは一体、犬の生理とはどんなものなのでしょうか。ここでは、犬の生理に関する疑問を解説していきます。

犬の生理ってどんなもの?

人間の生理と犬の生理は別物

「生理」と聞くと、私たち人間と同じような仕組みと思いがちですが、犬の生理は少し違います。私たち人間の場合、着床準備で使用されなかった子宮内膜が剥がれ落ちることを生理と言います。つまり、受精しなかった場合に生理が起きます。

しかし、犬の場合、生理は子宮内膜の充血によって起こるものなので、受精しなかったのではなく「受精する準備ができているサイン」ということになります。人間も犬も、出血を伴うという点では同じですが、根本的に生理の意味が異なるのです。

1年に2回程の周期

  
実は、生理のサイクルも私たち人間とは異なります。犬の場合、生理の回数は小型犬で年に2回・大型犬で年に1回程度と、私たち人間と比べるととても少ないです。

それでは、小型犬を例に生理のサイクルを説明していきましょう。
犬の生理は、出血を伴わない期間も生理と呼ぶため、以下の図のように発情期前から発情期後までが生理期間となります。この点も、私たち人間とは異なります。

実際に出血をするのは、発情期中の約10日間が一般的で、この間が着床準備が整っているということになります。また、生理が起こる時期としては春と秋が多く、生後7~8ヵ月前後で1回目の生理を迎えます。

生理痛は基本的に無い

生理期間中に私たち人間が抱える悩みが「生理痛」ではないでしょうか。生理痛は、子宮内膜が剥がれ落ちる時の痛みのことを言うのですが、すでに説明した通り犬は子宮内膜が剥がれ落ちるわけではないため、生理痛はありません。

犬の場合、食欲低下・元気がない・怒りやすいなど症状は見られますが、生理痛ではなく発情中でホルモンバランスが崩れ精神的に不安定な状態になっているだけなのです。

犬の偽妊娠(想像妊娠)とは?

妊娠していないのに母乳が出るなど

犬は、実際には妊娠していないのに母乳がでしまったり乳房が腫れてしまうといった「偽妊娠」をすることがあります。

偽妊娠は、過剰なホルモン分泌によって起こるため、軽い症状であり間違いなく妊娠している可能性がないのであれば、様子を見ても問題ないとされています。しかし、妊娠しているのが自信がない場合や偽妊娠の期間が長く愛犬が苛立っている場合は、なるべく早く獣医さんに相談をしましょう。

妊娠予定が無いなら避妊手術も視野に

 
妊娠させる予定のない雌犬を飼う場合、避妊手術を行うことも視野に入れておくと良いでしょう。動物病院の方針によっても異なりますが、初回発情を迎える前か初回発情を迎えた後に避妊手術を行うことにより、乳腺腫瘍になる確率を90%以上防ぐことができます。

また、シニア犬に発症率の高い子宮蓄膿症も防ぐことができるため、避妊手術を行うと、病気を未然に防ぐことができるというメリットがあります。

一方で、避妊手術を行った犬は、ホルモンバランスの関係で太りやすくなる傾向にあるため、適度な運動や食事管理をしっかいと行う必要があります。また、全身麻酔のリスクや一生妊娠ができなくなるといったデメリットもあるため、避妊手術を行う際は、よく考えてから行うようにしましょう。

犬の生理中はどんなケアがいい?

犬用の生理パンツの着用

 
発情期前になると、陰部から出血をします。ほとんどの犬の場合が、陰部を気にして頻繁に舐めるため出血に気付かない場合もありますが、個体差があるためポタポタと出血をしてしまう犬もいます。そのため、生理中は犬用の生理用パンツなどを着用させることで、出血が家具などに付着することを防ぐことができます。
 

散歩時は他の犬に配慮を

生理期間中、雌犬は雄犬を呼び寄せるフェロモンを出します。この匂いに雄犬は敏感に察知するため、突然雄犬が襲い掛かってくるといったトラブルが発生する可能性もあります。それくらいフェロモンの匂いが強いため、生理中の散歩は控えるか他の犬と触れ合わないように配慮することが必要です。

また、ドッグランやドッグカフェなど犬が多くいる場所は、犬同士のトラブルだけでなく、その場にいる全員に迷惑をかけてしまうため控えましょう。

ヒート中のシャンプーは問題ない

生理中は、出血や独特な匂いが気になってしまいがちです。この時期、シャンプーをして良いのか疑問を抱く飼い主さんも多いのですが、一般的にシャンプーをすることに問題はありません。

ただし、元気や食欲がない時に行う場合は犬に負担がかかってしまうため、元気があるのであれはシャンプーをしてあげても良いでしょう。また、トリミングサロンに行く場合は、事前に確認をしてから行くと安心です。

まとめ

 
このように、犬の生理は私たち人間とはメカニズムが異なるということが分かりました。そのため、整理中の生活には気をつけるようになってしましょう。最近では、雌犬を飼ったら積極的に避妊手術を進める病院も増えてきましたが、避妊手術にもデメリットはあります。

愛犬の避妊手術を考えているのであれば、そうした点も踏まえた上で行うことが大切です。