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犬が痙攣する原因は?考えられる症状と対処法を解説!

ダフくん
ペット博士!「ケイレン」って何?
ペルちゃん
ケイレン?
ダフくん
この前、僕のともだちが「ケイレン」してしまって大変だったみたいなんだワン
ペット博士
それは大変だったね。もう回復はしたのかい?
ダフくん
うん!さっきも遊んできたんだワン!
ペルちゃん
でも、「ケイレン」とやらについて知りたいんわ。
ペット博士
今回は、癲癇(てんかん)や腎臓の病気といった痙攣の原因と、犬が痙攣を起こした際の対処・治療方法、てんかんについての基礎知識をご紹介しますね。

犬が痙攣する原因は?


痙攣は、体を自分で動かそうとする意思がないにもかかわらず、筋肉が収縮する状態のことをいいます。

人間も犬も痙攣(けいれん)というと、全身をガタガタと震えさせる症状をイメージするかもしれませんが、体の一部がピクピクするような場合にも「痙攣」といわれることもあります。

犬が全身あるいは体の一部に痙攣を起こす原因は、さまざまな理由が考えられています。

筋肉疲労

シニア犬がお散歩から帰ってきた時に、太ももなど一部の筋肉がプルプル、あるいはピクピクしている場合は、筋肉を動かしたことで筋肉疲労を起こして痙攣をしていると考えられます。筋肉疲労による痙攣は病気ではないので、心配する必要はありません。

てんかん

犬の痙攣で飼い主さんが心配する病気の1つに癲癇(てんかん)があります。てんかんは脳の病気の1つで、足や顔など体のどこか一部分の部分発作、あるいは体全体を痙攣させる全身性の発作を起こします。このてんかん発作は、1ヶ月に1度以上の発作、3ヶ月に2回以上の発作がてんかんの診断目安といわれています。

全身性の発作の場合は、足をピンと張り、体を反るようにして筋肉を突っ張らせて硬直させ、その後横になった状態で、走ったり、泳ぐように足を動かしたり、口から泡やよだれを吹く、失禁するといった症状が見られることがあります。

初めて自分の犬がてんかん発作を起こす様子を見ると、このまま死ぬのではないか?息が止まってしまうのではないか?と心配かと思いますが、発作自体は、通常は数分でおさまるものです。

てんかんの原因は、CTやMRI、脳波検査などで診断されますが、脳に異常が認められる「症候性てんかん」や明らかに脳に異常がないのに発作を繰り返す、原因不明の「特発性てんかん」があり、原因不明のケースも多いです。

腎機能不全

慢性腎臓病や糸球体腎炎などの腎臓の病気を抱える犬は、腎臓の機能が低下すると、体の外に尿と一緒に排出されるはずの毒素が体内にたまることで、尿毒症を起こして、痙攣発作などの神経障害を起こすことがあります。

その他の病気の可能性も

他にも、脳の病気(脳炎、脳の腫瘍、水頭症、先天性の脳の異常)、肝臓の病気、中毒症状、代謝異常、低血糖などによって痙攣を起こすことがあります。

犬が痙攣した時の対処法は?


愛犬が目の前で、バタバタと体を震えさせている姿を見るのは、飼い主さんも辛いものです。では、痙攣を起こした場合の対処方法についてみていきましょう。痙攣を起こしている原因によって対処の方法が異なります。

どちらにしても、痙攣している犬が階段や段差から転落したり、家具などの障害物に顔や目をぶつけることがないようにケアしてあげるとよいでしょう。

動物病院に連れて行く

愛犬がてんかん発作を起こしたことがある犬でないのなら、犬が痙攣を起こした際には、まずかかりつけの動物病院に連絡を入れて指示を仰ぎ、すぐ動物病院に向かうことをおすすめします。

もし発作がおさまったとしても、動物病院に連れて行き、診察を受けて状況を獣医師に伝えることが、病気の発見につながります。

てんかんの場合は触れずに見守る

愛犬の痙攣がてんかん発作であると診断されている場合は、犬の近くにある障害物をどかし、室内の場合は階段や段差のある方に向かわないようにドアを閉めて、発作が終わる数分間、声をかけたり興奮させることなく、触らずに静かに見守りましょう。手を出すと噛まれることもあります。

発作の前触れから発作が終わるまでの時間、様子をメモしておくか、スマホの動画で撮影しておくと診察に役立ちます。

もし、30分異常発作が続く場合(重積発作)や1日に何度もてんかん発作を起こす場合(群発発作)は重篤な状態ですので、かかりつけの獣医師にすぐに連絡を入れ、指示を仰ぎ病院に向かう準備をしてください。

通常、てんかんは死につながる病気ではありませんが、重積発作や群発発作の状態が続いている場合は、予後が悪く後遺症が出たり、死亡する可能性もあります。

てんかんの場合の治療方法は?

てんかんの治療方法は原因によっては、手術を行ったり投薬治療を行うケースがあります。

目的は発作のコントロール

てんかんであると診断された場合は、完治させる治療は難しく、多くの場合は投薬を行い、てんかん発作をコントロールする治療を行います。

抗発作薬を定期的に飲む

てんかん発作をコントロールするためには、抗発作薬を定期的に飲む必要があります。どの薬が合うかどうかは、実際に使ってみて効果はどうか、副作用がないか、薬の血中濃度はどうかをみながら試していかなければなりません。

また、投薬治療は一生必要となるので、薬代などの診察費用も多くかかります。

日々の投薬の他にも、自宅で痙攣を起こした際に使う座薬の抗てんかん薬を処方されることもあるでしょう。

まとめ

もし、愛犬が体のどこかに痙攣を起こしていて、たとえすぐにおさまったとしても、日時、痙攣が起こしている部分はどこか、どれくらい続いたかを記録して、動物病院を受診してください。何回か痙攣を起こしている犬は、てんかんの可能性があります。

犬の痙攣は、一部の筋肉の痙攣から、全身性の痙攣まで症状はさまざまです。愛犬を日頃からよく観察し、異変に気がついてあげることが病気の発見に繋がります。