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ポメラニアンの特徴は?
ポメラニアンの赤ちゃんを迎えたい!そう思ったらまずは、犬種の特徴をしっかり理解しておきましょう。
小型犬で被毛はふわふわしている
ポメラニアンといえば、まるでぬいぐるみのように、ふわふわもこもこしている可愛い小型犬のイメージが強いかもしれません。
ポメラニアンは、体高が20cm前後、体重は1.8〜2.3kgの小型犬種です。顔に特徴があり、マズルが短い「たぬき顔タイプ」とマズルが長い「きつね顔タイプ」に分かれていて、同じポメラニアンでもそれぞれの印象が少し異なります。
元気で明るく、警戒心もある
ポメラニアンは、元気で明るく活発、甘え上手でフレンドリーな性格をしていますが、もともとは牧羊犬の血筋を持っているので、警戒心の強さから、他の人や犬に吠える部分がみられることもあります。
多頭飼いも可能である
ポメラニアンは、フレンドリーな性格から多頭飼いも可能です。ただしきちんとしつけを行わないと、多頭同士で一斉に吠えるといった問題を抱えやすいので、赤ちゃんの頃から1頭1頭としっかり向き合うことが大事です。
ポメラニアンを迎え入れる時は何をすればいい?
ポメラニアンの赤ちゃんと暮らすことを決意したら、どういった準備をすればいいのかを理解した上で、環境を整えてから子犬を迎え入れましょう。
居場所を確保する
ポメラニアンの赤ちゃんが過ごす居場所や寝床を決めましょう。以下のことを頭に入れて、子犬に最適な場所を確保することをおすすめします。
・日中はどの部屋で過ごすか
・夜はどこでどうやって寝かせるか
・犬のトイレやケージ、ベッドはどこに置くか
・自由に飲める飲み水の場所をどこにするか
・直射日光や冷房が直接当たらない場所を選ぶ
・暑くても寒くても室温の調整ができる部屋を選ぶ
ゲートやベビーベッドなどを用意する
好奇心旺盛なポメラニアンは、新しい環境に慣れてくると室内のさまざまなところを探検するようになります。子犬は落ちている物や興味のあるものは噛んだり食べたりしてしまうので、目を離した隙に子犬に危険が及ぶ場所に近付けないように、ケージやサークル、ベビーゲート(ドッグゲート)を設置するとよいでしょう。
人間の赤ちゃんやお子さんがいる家庭の場合は、子供が犬の扱いを理解していないことで、犬がケガをする場合や、犬が子供と遊んでいるうちに甘噛みや攻撃をしてしまう可能性があるので、目を離す際には、犬をケージやサークルの中に入れておくか、お子さんをベビーベッドに寝かせるといった対応をすると、万が一の事故を防ぐことができます。
どちらにしても、室内に小さなお子さんと子犬だけにさせないようにしましょう。
一つの命を預かるという意識を持つ
「かわいい」という理由だけで子犬を迎え入れることは、犬も人間も不幸になります。犬を飼う、家に迎え入れるということは「一つの命を預かること」で、犬の一生に全ての責任を持つことができない飼い主さんは、犬を飼うべきではありません。
犬を飼うのにはお金がかかります。食事、獣医療、ワクチン、フィラリア予防、トリミングといった費用がどれくらいかかるのかを理科して、お散歩やお世話を一生する覚悟を持ってポメラニアンの子犬を迎え入れましょう。
ポメラニアンの赤ちゃんの育て方は?
ポメラニアンの赤ちゃんは、SNSの画像や動画で人気があるように、仕草や見た目がとってもかわいいです。しかし、ただ可愛がるだけではなく、飼い主さんが愛犬としっかりコミュニケーションをとり、しつけやお手入れを行わなければ犬の問題行動につながる可能性があることを理解しておきましょう。
お手入れを常にできるようにする
子犬の頃に人間とふれあった経験が少ない犬は、触ろうとすると歯をむき出すこともあります。どこを触っても大丈夫な犬は、体調を崩した際にも獣医師による診察がスムーズで、速やかに治療を行うことができます。
赤ちゃんの頃から、たくさん触れ合って、フレンドリーなポメラニアンを目指しましょう。
歯磨きをしっかりする
犬の歯に付着した歯垢が固まって歯石になると、歯肉炎、歯周病、歯周病に夜骨折、腎臓など内臓疾患とさまざまな病気の原因となることがあります。
子犬の頃から歯磨きを行い習慣にしておくと、嫌がらずにできるようになるでしょう。最初は、歯ブラシや指に巻いた歯磨きシートを口に当てる、歯に当てることからはじめて、徐々に慣れたら、食後に磨くようにすると、老犬になってもピカピカの歯を維持できます。
危険なことをしないようにする
好奇心旺盛なポメラニアンは、室内のいたずらや誤飲、ベランダからの落下などの危険があるので、子犬から目を離す際は、ケージやサークルに入れておくことで事故を防ぐことができます。
ポメラニアンを飼う上での注意点
ポメラニアンを飼う際には、愛犬の健康に気をつけた生活を過ごすようにしましょう。
適切な食事の管理をする
欲しがるからといっておやつを多く与えたり、人間の食べ物を与えると、犬は肥満になりやすいです。肥満はさまざまな病気の原因となるので、適切な食事の管理と体重の管理を行いましょう。
適度に運動をさせる
ポメラニアンは小型犬なのでお散歩が必要ないと思っている飼い主さんもいますが、犬にとってお散歩は、運動だけでなく、ニオイを嗅いで外のさまざま情報を得ることができ、犬のストレス発散にもなります。肥満を防ぐためにも、適度な運動は必要です。
骨折に気をつける
ポメラニアンは、見た目は毛でもこもこしていますが、足がとても細く骨折しやすい犬種です。室内でもフローリングで滑ってしまい転倒したり、ソファーや飼い主さんのベッドからジャンプする際にケガをすることもあるので注意が必要です。
まとめ
かわいいポメラニアンの赤ちゃんを家に迎えることを決めたなら、犬種の特徴やかかりやすい病気、育て方、しつけ方までをしっかり理解しておきましょう。犬の命を預かるという意識を持って、愛犬が幸せに、健康で過ごせるようにコミュニケーションをとって愛情を持って接することが、犬とのよい関係を築く方法です。