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シーズーはしつけしやすい?
シーズは、ふわふわモコモコしていて愛嬌のある可愛い愛玩犬で人気があります。人懐っこい社交的な性格なので、きちんと子犬の社会化としつけを行えば飼いやすい犬種です。
しかし、しつけをサボったり可愛いからと甘やかしてしまうことで、わがままな犬になると、吠え癖や噛み癖、唸るといった問題行動がみられることもあります。
社交的で賢いので、飼いやすい
シーズーは、人懐っこく社交的で頭がよい穏やかな性格なので、しつけやすく初心者でも飼いやすい犬種といわれています。
抜け毛が少ないことも特徴
シーズーの被毛は、全く抜けないというわけではありませんが、抜け毛が少ない犬種として知られており、室内飼いで悩みとなる抜け毛の問題から、シーズーを選ぶ方も多いようです。
ただし、シーズーはダブルコートの犬種なので、体を保温するアンダーコートと皮膚を守るオーバーコートの2層の被毛をしています。このため、熱がこもりやすく暑さに弱いことと短頭種であることから、熱中症にならないように注意が必要です。
皮膚が蒸れやすくなるので、皮膚病対策として短くカットしているシーズーも多く、カットするとお手入れもより楽になります。
少し頑固でプライドが高いことも
シーズーの性格には、少し頑固でプライドが高い面もあります。この頑固さとプライドの高さに加え、飼い主さんが甘やかすことによって「わがままな犬」となって、いうことを聞かなくなったり、吠え癖、噛み癖、唸るといった数多くの問題を引き起こすことがあります。
シーズーのしつけのポイントは?
では、シーズーのしつけを行う際には、どんなことに注意をすればよいのかをご紹介していきます。
しっかり褒める
シーズーに限ったことではありませんが、犬のしつけを行う際には、よい行動をしたら、犬にわかりやすくしっかりと褒めてあげることが大切です。
飼い主さんの狙った行動を犬ができたら、すぐに褒めてあげることで、犬がよいことをすると褒められると学習していきます。褒める方法は、言葉、身振り、表情、おやつなどのご褒美を使ってあげるとよいでしょう。
時には叱ることも重要
愛犬がして欲しくない行動をとったときは「ダメ」「いけない」と叱る(注意をする)ことも大切です。
叱るといっても、体罰や犬を精神的に追い込むような方法はとってはいけません。
シーズーのしつけはいつから?
では、シーズーのしつけはいつ始めたらいいの?と思われる方もいらっしゃると思います。人と暮らしやすい犬になるために、しつけが大切だと思ったその日から、飼い主さんが愛犬を導いてあげましょう。
子犬の時期からしつけをする
子犬には、生後約4〜13週目にかけて「社会化期」と呼ばれる期間があります。この時期にたくさんの経験をした犬は、情緒の安定した穏やかな性格の犬になるといわれています。
社会化で得られる経験は、生活の全てのことで、人間との生活、飼い主さんの愛情、大きな音、ニオイ、知らない犬などありとあらゆる出来事が、子犬の経験値となります。
ワクチンプログラムが終わり獣医師の先生のお散歩デビューの許可が出たら、外の環境に慣らすことも大切です。
しつけをする上での注意点は?
シーズーのしつけを行う上で、気をつけることは、シーズーの性格を理解しておくことです。頑固でプライドが高い犬に対して、体罰や大声を出すなど威圧的に追い込むしつけ方法は、逆効果です。
人間に寄り添う穏やかな性格のシーズーとなるために、問題行動を起こす前に、子犬のうちから社会化としつけによって、褒められることが楽しい、嬉しいことを理解させることが大切です。
トイレはしっかり褒めるしつけが効果的
「トイレが上手にできない、はみ出す」といったトイレ問題は、飼い主さんを悩ませる問題です。
子犬を家に迎えて、トイレが上手にできなくてもイライラしたり、怒鳴って叱ってはいけません。
もし愛犬がトイレを上手にできないときは、飼い主さんがどう対応しているのかを順番に追って確認してみてください。トイレをしたがる様子やトイレを成功したときの褒めるタイミング、失敗したときの対応、トイレのお掃除の頻度などをチェックすると、飼い主さんに原因がある場合が多いです。
<トイレのしつけ方法>
・室内をくるくる回る、ニオイを嗅ぐなどトイレの兆候がみられたら、トイレサークルに誘導して「チッチ」などトイレの際に使うかけ声をかける
・トイレの中で上手にできたらすぐに褒めることを継続する
・もしサークルの中ですぐに排泄しなかったら、中に入れたままにせず、気分を変えるためにサークルの外に出す
・失敗している場合は、犬に構うことなく無言でお掃除をする
・汚れているトイレは清潔にペットシーツを交換する
噛み癖は「痛い」ということを伝えるしつけを
シーズーは、わがままな部分が強くなると、噛む癖や吠え癖がつきやすい犬種なので、子犬が甘噛みをしはじめたら、大きな高い声で「痛い!」と演技をして、噛んではいけないことを学習させていきましょう。
あまりに強く噛んだら遊びを無言でやめて無視をするのも効果的です。
まとめ
シーズーは賢く初心者でもしつけやすい犬種です。子犬を家に迎えたら、社会化としつけを行い、愛情をたくさんかけてあげましょう。
可愛いからといって甘やかすことなく、しつけを行い成長させることが、人間と暮らしやすい犬になるためのポイントです。もし、問題行動がすでに起こっている場合は、ドッグトレーナーに相談することをおすすめします。