この記事の目次
ポメラニアンの性格は?
ポメラニアンは、基本的に元気でフレンドリー、甘えん坊の性格を持つ犬種です。
聡明で、勇敢である
ポメラニアンは頭が良く聡明で、しつけをしっかり行えば飼いやすい犬種だといわれています。さらに、体は小さいですが、大きな犬にも向かっていく勇敢な部分があるので、しつけを間違うと攻撃的になってしまったり、無駄吠えが習慣になってしまう可能性もあります。
問題行動を起こしている状態の凶暴なポメラニアンを見て、ポメラニアンは性格が悪い、と思われがちですが、子犬のうちから、愛犬をコントロールできるようにしつけを行うことが大切です。
外向的で、甘えん坊である
ポメラニアンは細い足であっちに行ったりこっちに行ったりトコトコと常に動き回る子も多く、好奇心が強く、明るくてフレンドリーな性格が特徴です。
また、信頼している人にはべったりの甘えん坊になりやすいので、飼い主さんとの信頼関係がきちんと構築できれば、素晴らしいパートナーになるでしょう。
警戒心もあるが、自立心もある
ポメラニアンは吠えるというイメージを持っている方も多いと思います。確かに、もともとサモエドとスピッツ系をルーツにもつ牧羊犬種が小型化された犬種なので、警戒心が強く、不審な音や見知らぬ人に吠えやすい傾向があります。
吠えグセがつかないためには、兆候がみられたときにすぐに対処をすることと、音や動きに敏感な部分があるので、警戒心よりもフレンドリーな部分を引き出させるために、子犬の頃から社会化を積極的に行うことをおすすめします。
また、自立心もあり、ときどきおもちゃを振り回して1頭で遊ぶ、急に走り出して遊んでいるという場面もみられるので、たまには自由に好きなように遊ばせてあげる時間と、飼い主さんと一緒に遊ぶ時間の両方の機会を作るとよいでしょう。
ポメラニアンはオスとメスで性格が違う?
他の犬種でも同じ傾向がみられる場合もありますが、ポメラニアンはオスとメスで若干の性格の違いがあるといわれることがあります。
元気でやんちゃが多いオス
ポメラニアンのオスは、元気で活発な遊び好きで、やんちゃな性格の傾向があります。さらに、甘えん坊な部分から、これがわがままにつながると、犬がおもちゃを取ろうとしたり、食器に手を入れると唸る、思い通りにならないと歯を当てるといった攻撃性にも繋がりやすいので、注意が必要です。
体は小さくても、気が強い部分があることをしっかり認識しておきましょう。
大人しく、しつけのしやすいメス
オスのポメラニアンに比べると、メスはしつけがしやすい傾向があります。ただし、メスだからといって、手がかからないというわけではありません。警戒心や甘えからくるわがまま、吠える、攻撃するといった問題行動を起こさないためにも、性別に関係なく子犬の頃から積極的に社会化を行うことをおすすめします。
ポメラニアンを飼う上での注意点は?
ポメラニアンと一緒に暮らす際には、犬種の特徴や性格を理解しておくことは絶対条件です。さらに、被毛のケアに加え、健康やストレス状態などにも日頃から注意して観察しておきましょう。
活発なので、運動不足にならないようにする
ポメラニアンは元気で活発、室内でもトコトコ動き回っていることが多い犬種です。大型犬のような運動量は必要ありませんが、小型犬だからといって、お散歩をしなくていいということはありません。もともとが好奇心旺盛で活発な性格なので、運動不足になると、ストレスがたまり問題行動を起こす原因になるので気をつけましょう。
しつけは褒める時と叱る時を分ける
犬のしつけは、褒めるタイミングと叱る、あるいは注意するタイミングを分けて、良いことなのか悪いことなのかをはっきりと犬に伝える必要があります。
この線引きをはっきりしないと、わがままな犬になったり、あの人のいうことは聞くけれど自分のいうことは聞かない、といったことになる可能性があります。良いことをしたときは、いっぱい褒める、ご褒美のおやつを与える。悪いこと、良くないことをしたときは、いけないことだとはっきり示してあげる必要があるでしょう。
特にポメラニアンは、吠えやすい犬種なので、吠えることや吠え続けることが当たり前にならないようにしなければなりません。
抜け毛や毛玉のケアをする
ふわふわ、もこもこの毛質を持つポメラニアンは、日々のブラッシングが欠かせません。ブラッシングをサボると、毛が絡まって毛玉になりやすくなるので注意が必要です。すでに毛玉になっている場合は、毛がひきつれて痛いので、無理に引っ張らないようにしてください。
被毛は2層のダブルコートを持っているので、換毛期にはたくさん抜け毛が出るのは覚悟しておきましょう。
まとめ
ポメラニアンは、できるだけストレスがかからない生活習慣で、愛情を注ぎしつけを行えば、飼いやすい犬種です。ただ、可愛いからと甘やかして、わがまま放題な生活をしていると、ときに問題行動を起こしたり、人に唸るというような凶暴な部分が出る可能性があるので、注意してください。
もし、問題行動がみられるようになったら、早いうちに獣医師やドッグトレーナーに相談したり、しつけを行い、問題が大きくなる前に解決することをおすすめします。