この記事の目次
パグの性格は?
パグはしわのある顔とつぶらな瞳、鼻ぺちゃ犬の愛らしい見た目だけでなく、飼いやすい犬種として人気のある犬種です。個体にもよりますが、パグには主に3つの性格の傾向があるといわれています。
穏やかな性格をしている
パグは基本的に穏やかな性格を持っています。攻撃的な性格ではなく、首を傾げて周囲の状況をゆっくりと判断するような、マイペースで落ち着いた部分があるのが特徴です。
愛情深い性格をしている
パグは、表現がはっきりしているところがあり、嬉しい時、楽しい時には、体を使って全身で喜びを表現し、褒められることでテンションがさらに上がります。この社交的で人懐こい性格は、飼い主を癒してくれることでしょう。
子供に対しても優しい性格なので、小さなお子さんがいる家庭でパグを選ぶ人も多いようです。
頑固な側面もある
パグは、穏やかで攻撃性はないものの、ときに頑固さを前面に出して抵抗する場合もあります。ニオイ嗅ぎに興味があるときや、美味しいおやつを食べたいときなど、辛抱強く頑固さをみせることがあるので、自分勝手なわがままな犬にならないようにしつけを行うなど、飼い方には注意しましょう。
パグは飼いやすい?
ブサカワ犬の中でもパグを選ぶ人は多く、愛らしい見た目だけでなく、初心者でもパグは比較的飼いやすいといわれています。
穏やかな性格なので飼いやすい
パグはときに頑固な一面を見せるものの、基本的には、社交的で穏やかな性格なので、飼いやすい犬種といえるでしょう。
短毛種のためお手入れが楽
短毛種のパグは、長毛種の犬に比べるとお手入れが楽な部分があります。ただし、パグは皮膚が弱い個体も多く、さらに、おでこのしわ部分は通気性が悪く細菌がたまりやすいので、お手入れをして清潔を保たないと、皮膚炎になったり、しわの部分が臭くなることもあります。短毛種だからといってお手入れをサボってはいけません。
ゲージの暑さに弱い
短頭種は、気温の変化に対応するのが苦手な犬種が多いです。特に夏の暑さには弱く、室内のケージの中でも熱中症になってしまう可能性があります。夏場は、エアコンなどを使ってパグが快適に過ごせる室温調整を行ってください。
特に老犬の場合は、夏のお留守番時には、ケージの中に熱がこもらないように、できるだけ自由に場所を移動できるように配慮してあげることをおすすめします。
パグを飼う時の正しいしつけは?
パグを飼う際には、子犬の頃から徐々にしつけを行うことで、より飼いやすい犬になるでしょう。
覚えはよくないので、繰り返し伝える
パグはマイペースな部分があり、どちらかというとしつけをどんどん覚えていくタイプの犬種ではありません。
他の犬種に比べても学習意欲が特別高い犬種ではないので、楽しくしつけを行い、同じことを繰り返すことで、確実にできるように辛抱強くトレーニングを行うようにしましょう。
パグが頭の中で混乱しないためにも、しつけの方法やコマンドは家族の中で統一して、トレーニングを進めていくことをおすすめします。
頑固な面もあるので、その場でしつけをする
パグには頑固な一面があるので、問題行動になりそうなきっかけがあったときは、その場ですぐにしつけを行うようにしましょう。
例えば、お散歩です。パグはニオイを嗅ぎたくて、リードをひっぱりぐんぐん前に行ってしまうかもしれません。このときに「まぁいいか」ではなく、しっかりと飼い主さんが主導権を握って、「そっちには行かないよ」と意思表示するようにしましょう。
パグは、食いしん坊の子が多いので、集中を切らしやすい場合は、おやつを使ってトレーニングを進めていくのもパグを集中させる方法の1つです。
肥満にならないよう、食事の与えすぎに注意する
食いしん坊だからといって、食事やおやつを与えすぎてしまったり、散歩を嫌がるからお散歩しないといった飼い方は、犬を「肥満」にさせてしまう原因となります。
パグが健康でいられるように、きちんと体重の管理を行い運動不足にならないようにお散歩をさせるようにしましょう。
パグを飼う上での注意点は?
パグは性格的には飼いやすい犬種ですが、お手入れやケアで注意すべき点があります。
皮膚炎や抜け毛に気をつける
パグを飼う注意点として、皮膚炎や抜け毛といった皮膚のトラブルには気をつけなければなりません。パグは短毛種ですが、毛が抜けやすく、皮膚が弱い犬も多いので、お手入れを怠ると皮膚炎を起こしやすいです。
特におでこや顔まわりのしわの間は、細菌が増えやすく、ニオイの元にもなるので、清潔にするために拭いてあげる習慣をつけましょう。
熱中症やいびきに気をつける
パグやフレンチブルといった短頭種は、暑さや寒さの温度変化に弱い傾向があります。特に夏はパンティングと呼ばれる体の熱を下げるための呼吸を行っても、短頭種は気道が狭いので、体の熱を上手に放出することができず、場合によっては熱中症で命を落とす可能性もあります。
さらに、パグは、呼吸器系の疾患にも気をつけなければなりません。お散歩から帰ってきたときや、興奮した後に、アヒルや鴨のような「ガー!ガー!」という鳴き声が聞こえる場合は、気道が狭くなり気管虚脱を起こしているかもしれません。
ブサカワ犬種と呼ばれるマズルの短い犬種や肥満傾向の犬は、大きないびきをすることがありますが、あまりにいびきが大きい場合や、呼吸が明らかに止まっていることがある場合は、病気の可能性もあるので、もしいびきが気になったら獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
ブサカワ犬の代表格パグは穏やかな性格で人気のある犬種です。パグは、ゆっくりとしたペースの物覚えをする犬なので、結果をすぐに求めずに、じっくりと1つ1つ確実にできるように、褒めて楽しいトレーニングを心がけましょう。
今回は、愛らしいパグの飼い方としつけの仕方についてご紹介しました。