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スコティッシュフォールドは病気になりやすい?理由と予防方法を解説

ペット博士
・・・。
ペルちゃん
ペット博士?
ダフくん
どうしたんだワン!?
ペット博士
今日はペルちゃん、ダフくん、そして読者の皆様に悲しい事実をお伝えしたいと思ってます。
ペルちゃん
え、急にどうしたの?
ダフくん
いつもの優しくて温かいペット博士のままでいいんだワン!
ペット博士
いいや。今日は皆に知って欲しい事実があるんだ。すごく複雑な気持ちだし、これを伝えても何も変わらないかもしれない無力さもあって、あえて記事にするのも迷ってたんだけど、やっぱり伝えたい事実があるんだ。
ペルちゃん
どんなこと?
ペット博士
うん。猫の「スコティッシュフォールド」についてなんだ。今回は本当に気になる人が、まずは知ってほしいと思っているから、あえて詳細についてはここで話しません。気になる人は、ちゃんと向き合って欲しいので、是非この記事を読んでほしいです。よろしくお願いします。
ダフくん
・・・。

スコティッシュフォールドの歴史


スコティッシュフォールドは1961年、スコットランドで「耳が折れた子猫」スージーから始まった突然変異で産まれた品種です。スコティッシュフォールドの大きな特徴である折れた耳は、実は優性遺伝子によるもので、スージーから生まれた子猫にも耳の折れた子がいました。

この後、他の品種であるアメリカンショートヘアー、ブリティッシュショートヘアーとの交配によりスコティッシュフォールドという品種ができ、1994年に公認されました。折れた耳同士のスコティッシュフォールドを交配させると、骨格異常の猫が生まれるので、耳が立った猫、またアメリカンショートヘアー、ブリティッシュショートヘアーとの交配が原則です。

スコティッシュフォールドのかかりやすい病気は?


スコティッシュフォールドにはかかりやすい病気があります。そもそも折れた耳は、遺伝疾患である「骨軟骨異形成」という異常によって生じたものです。そのため遺伝性疾患かかるリスクが高いということになります。

骨軟骨異形成(骨瘤)


スコティッシュフォールドの折れ耳の原因、遺伝性骨軟骨異形成(こつなんこついけいせいしょう)は、耳以外の脚や尾にも発症することがあります。

遺伝性骨軟骨異形成は軟骨が硬くなってしまうことが特徴で、四肢の関節に生じるとスコティッシュフォールドは痛みで歩くのが困難になることもあります。

外耳炎


折れ耳なので、どうしても耳の中に湿気がこもりやすくなっています、そのためカビや細菌が発生しやすく、外耳炎を起こしやすくなります。

耳ダニ感染症


耳の中に湿気がこもりやすいことは、耳ダニにも感染しやすいという特徴があります。耳ダニ感染症は激しいかゆみを伴うので、耳を気にしている時は早めに動物病院で受診しましょう。

病気を予防するための方法は?


スコティッシュフォールドの健康を保ち、元気に過ごさせてあげるために、病気を予防することが飼い主さんの大切な役目です。また病気が発生しても、苦痛を少しでも減らすことも重要です。

まずは「骨瘤」について正しい知識を


骨瘤(こつりゅう)は、関節に瘤(こぶ)ができてしまう遺伝による病気です。関節が曲げられなくなり、痛みも生じることが多くなります。耳が折れているスコティッシュフォールドは、少しずつ関節炎が進行していくと考えておきましょう。

スコティッシュフォールドの、人が座るような後ろ足を投げ出した座り方は愛嬌があるようにみえます。しかしこの座り方は、痛みで普通の猫のように座ることができないことからきている可能性があります。人が座るような座り方をしたときは、動物病院で相談してみましょう。

骨瘤はたとえ手術をして瘤を取り除いても、再発してしまいます。四肢すべてに瘤ができていたら、手術の負担も大きいというデメリットもあります。他の治療法として、痛み止めやサプリメント、骨粗しょう症の薬を使用することが知られています。

耳は定期的な掃除を行う


耳の病気予防は、やはり定期的に掃除をして清潔を保つことが大切です。お掃除がうまくできない時は、動物病院でやってもらいましょう。

症状が酷い場合は動物病院へ


動きが鈍くなった、座り方が変、という時は早めに動物病院を受診しましょう。遺伝性の病気なので予防することはできません。飼い始める時に、獣医さんのアドバイスを受けておくことも大切です。

耳をかゆがる他、頭を振ったり耳を家具や壁にこすりつけたりする時も耳の中に異常が発生している可能性があります。この場合も動物病院を早めに受診することをおすすめします。

スコティッシュフォールドについて正しい知識を身につけよう

スコティッシュフォールドの特徴ともいえる折れた耳は、実は骨の異常である、ということを知っておきましょう。折れ耳同士の交配などが生じないように、避妊や去勢手術をしておくことも重要です。

遺伝性の疾患を持つ猫であることをご存知なかった方も、そしてショックを受けている方も当然いらっしゃるでしょう。しかし飼い主さんがケアをすることで、十分幸せな猫として暮らしていくことができます。

参考記事:なぜ炎上?HIKAKINが飼い始めた人気猫種の、知られざる悲しみ〜人間の勝手が作りだしたものだった〜
こちらの記事のなかで友森玲子氏(株式会社ミグノンプラン代表 一般社団法人 動物愛護団体ランコントレ・ミグノン代表)は、スコティッシュフォールドのケアにおける5つの注意点をあげています。

①まずは苦痛がないかよく観察をする
②最低でも年に1~2回は獣医師の診察を受ける
③太らせないよう体重管理に気をつける
④猫が上る場所へ何らかのステップをつける
⑤床に敷物をしいて柔らかくする

日頃からスコティッシュフォールドの様子を観察し、変だと思った時は早めに受診しましょう。また動物病院での定期的な診察を受けることも、健康維持には大切なことです。かかりつけを決めておくと安心ですね。またもともと運動量が少なめなので、体重管理は重要です。

スコティッシュフォールドが上りたがる場所には、ステップやスロープを付けてあげるようにし、床にはマットなどの敷物をしいて体の負担を少なくしてあげましょう。

まとめ

かわいくて大切なかけがえのない存在である、スコティッシュフォールド。スコティッシュフォールドには、もともとかかりやすい病気があります。しかし飼い主さんが正しい知識を身につけて、ていねいにケアをしていくことでスコティッシュフォールドは幸せに過ごすことができます。