ブリーダーとは?
ブリーダーとは、簡単に言うと犬や猫などの動物を繁殖させている人です。犬や猫の品種を限定して繁殖させている人や、ペットショップに卸す目的で繁殖させている人もいます。
ブリーダーから猫を買う特徴は?
繁殖を手掛けるブリーダーから、猫を買うということにどのような特徴があるのか確認してみましょう。
同種の選択肢がたくさんある
ブリーダーは特定の品種を専門に繁殖させているか、少数の品種を繁殖させてことがほとんどです。そのため、例えばアメリカンショートヘアが欲しいと思ったとき、アメリカンショートヘアのブリーダーならいろいろなアメリカンショートヘアから選ぶことができる、というメリットがあります。
社会性のある猫に育てられている
ブリーダーのほとんどは、子猫を兄弟猫や母猫と一緒に育てています。兄弟猫たちと育った子猫は社会性が身に着きます。社会性のある子猫は、人に懐きやすく飼いやすいでしょう。
専門的な説明やサポートがある
ブリーダーの知識が豊富なので、育て方や品種独特の特徴も教えてもらうことができます。購入したあとも相談に乗ってくれるブリーダーもたくさんいます。
親猫や兄弟猫を見せてくれることがある
ペットショップではなかなかみることができない、親猫や兄弟猫を見せてくれるブリーダーもいます。どんな親から生まれたのか、兄弟猫の様子は元気かなどを確認できます。血統書付きの猫の場合、親猫の血統書を確認させてもらえることもあります。
親猫を見る大きなメリットは、購入する子猫の将来の姿を想像できるということです。大きさや色、性格も推測しやすいでしょう。
猫をブリーダーから買うと安い?
ブリーダーから直接猫を買うと、価格が高いのではと心配になりますよね。しかし必ずしもそうではないこともあります。
仲介者が少ないためペットショップよりは安いことも
流通段階で仲介者が少ないので、ペットショップで購入するより安く済むことがあります。ペットショップで売っている子猫たちも、ブリーダーが繁殖した子猫です。
もちろんペットショップのほうが安く購入できる場合もあるので、必ずしも絶対ブリーダーのほうが安いというわけではありません。
価格帯はブリーダーによる
猫の価格帯は、ブリーダーによって異なります。いくつかの品種で実際のブリーダー価格を調べてみましたので参考にしてください。生まれてから日数が経つと少し安くなる傾向にあります。
悪質ブリーダーの見分け方は?
ブリーダーのなかには、残念ながら悪質なブリーダーもいます。親猫に無理な繁殖をさせて子猫を劣悪な環境で育て、高額で売っているブリーダーです。悪質なブリーダーに騙されないようにすることも、大切なことです。
ペットに関する必要な専門知識
きちんとしたペットの専門知識があるでしょうか。購入する際の質問に、きちんと答えることができるでしょうか。育てるポイントや注意点を質問しましょう。面倒くさがったり、ごまかしたりするブリーダーはあまりよいとはいえません。
「動物取扱業者登録番号」の確認
ブリーダーは第一種動物取扱業の1つです。ブリーダーは都道府県知事、または政令市の長の登録を受ける必要があります。登録をすると動物取扱業者登録番号が与えられるので、番号を聞いてみましょう。
答えられなければ、きちんと登録していないことが考えられます。番号を聞いた後は、本当にちゃんと登録されている業者か保健所で確認ができます。念のため、確認しておくほうが安心です。
他に飼育されている猫の状態
他の猫たちは清潔な場所にいるか、元気そうか、鼻水やよだれがでていないか、目ヤニがついていないかなどもチェックします。また母猫が2歳以下など幼すぎないか、または5歳以上と年を取りすぎていないか母猫の年齢も聞いてみましょう。
飼育している環境
飼育施設を見学させてもらえるか、確認してみましょう。ブリーダーのほとんどは、予約が必要な場合がありますが見学可能です。見学は不可という場合は、見られては困る施設である可能性があります。
接客の対応や態度
家族同然の猫を買うのですから、ブリーダーの人柄やブリーダーのとの相性は大きなポイントです。口数は少なくてもていねいに接客してくれるか、対応や態度を見て信頼できそうかどうかしっかり見極めましょう。子猫の価格も、明確に示してくれるかどうか確認します。
購入後の対応方針
ブリーダーにとって、子猫は家族のようなもの。大切に育ててほしい、と願って売っています。子猫を購入後、質問や相談を受け付けてくれるかどうかも確認します。きちんとしたブリーダーなら、購入後もきちんと対応してくれます。病気になっても知らんぷり、売ったらそのままというブリーダーは避けるようにします。
ブリーダーから猫を買う時の流れは?
どのような流れで猫を買うのか、確認してみましょう。最近はインターネットにブリーダーの情報がでていることが多いため、インターネットを利用した方法をご紹介します。
インターネットで希望猫種の検索
インターネットにブリーダー専門の検索サイトがあり、子猫の情報がでています。また希望の猫種で検索すると、個人のブリーダーサイトを見つけることもできます。ブリーダーのサイトに登録するには、登録基準を設けていることが多いので安心感があります。
生まれた子猫の写真、おすめす、生年月日などの情報、価格が掲載されているので、お気に入りの子を探してみましょう。
ブリーダーに連絡をし、訪問の予約
気に入った子猫がいたら、ブリーダーに連絡をします。いきなり訪ねていくことは失礼なので、必ずあらかじめ訪問や見学の予約をしましょう。
ブリーダーへ訪問し、購入の検討
ブリーダーのところで実際子猫を見せてもらい、施設も見学させてもらいましょう。親猫や兄弟猫、他の猫も見せてもらうと安心です。子猫を購入するかどうか、検討します。
契約と支払い手続き
いよいよ子猫を購入する、と決めたら契約し支払い手続きをします。血統書やワクチン、生体保証などがついているかも再確認します。子猫はまだ免疫力も弱いので、健康保障はつけてほうがいいでしょう。
猫の受け取り
ブリーダーのところに迎えに行くか、指定の場所で受け取ります。ブリーダーによっては、連れてきてくれる場合もあります。よく確認して、都合のいい方法を選びます。飼い主になるにあたり、飼育環境を整えておきましょう。
まとめ
子猫を手に入れるのに、ブリーダーから購入するという方法があります。特定の品種の猫が飼いたい、血統書がついた猫が欲しいという場合は特に、ブリーダーから購入するのはいい方法です。ブリーダーから購入する子猫は、社会性が育っていることが多く人に懐きやすい、というメリットもあります。
ブリーダーの多くは良心的で、きちんとした環境で愛情をこめて猫を繁殖させています。しかし1部のブリーダーにはお金儲けのために猫を繁殖させている悪徳業者もいます。しっかり見極めて、子猫を購入します。大切な家族になる子猫ですから、慎重に選び冷静に購入しましょう。
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